2008/08/07
メールコミュニケーション基礎講座(1)「メールの特長」
メールコミュニケーションについて改めて一から考えてみましょう、ということで「メールコミュニケーション基礎講座」を始めたいと思います。
今回は、メールというのはそもそもどんなツールなのか、何が得意なのか、という原点に立ち戻ってみましょう。
メールの特長をまとめると下記のようになります。
(1)プッシュ型のメディアである
(2)個別にアプローチできる
(3)低コストでコミュニケーションできる
(4)マスメディアでは難しい効果検証が可能である
(5)[HTMLメール]表現力豊かなコンテンツ提供ができる
(6)[モバイルメール]タイミングを意識した施策を実施できる
順に見ていきましょう。まずは(1)の「プッシュ型のメディアである」というところからです。
ウェブサイトは、多くの情報を掲載できるという点、フラッシュや動画など多彩な表現でコンテンツを見せられるという点、検索機能などにより、多くの情報の中からユーザーが必要とするものを瞬間的に表示したりできるという点で、非常に有用な仕組みです。
しかし、これらの仕組みが効果的なのは、ユーザーが自ら能動的に情報を見つけようとする場合に限定されるということから、プル型のメディアだと言えます。
そのようなウェブサイトの機能を補うプッシュ型のメディアとして、メールは大きな役割を果たしてきました。「いまこんなキャンペーンをやっていますよ」、「本日、こんな製品が発売開始です」というような情報を情報提供側からユーザーに届けることができるからです。
当然ユーザーにメールアドレスを教えてもらい、メール配信のパーミションを得る必要はありますが、一度メールアドレスを教えてもらえば、企業側からタイミングを選んで情報発信ができること。これがメールの1番目の強みです。
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次に、メールアドレスはユーザーごとに違うため、各ユーザーに1通1通送ることになりますが、その際に、ユーザーの属性や興味・関心、またこれまでのコミュニケーションや購買など行動情報の履歴に基づいて、配信コンテンツやタイミングをコントロールすることができます。これが(2)の「個別にアプローチできる」という特長です。
つまり、究極的には、いわゆる1to1のコミュニケーションが可能であると言えます。もちろん実際には、効果とコストのバランスを考慮してセグメンテーションを行うことが多いのですが、リコメンデーションエンジンと連動させたメール配信など、最新の技術を使った1to1のコミュニケーションに取り組む企業も増えてきています。
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(1)プッシュ型のメディアである、(2)個別にアプローチできる、という2つの特長を持つメディアはメール以前には無かったのでしょうか?
実は、これまでにも、ダイレクトメールやアウトバウンドコールといったメディアは「プッシュ型」で「個別」にアプローチすることが可能でした。
では、メールがダイレクトメールやアウトバウンドコールより優れている点は何かというと、これが(3)の「低コストでコミュニケーションできる」ということです。これまで1件アプローチするのに、数百円~数千円掛かっていたのが、メールでは数円のコストしか掛かりません。
もちろん、ダイレクトメールやアウトバウンドコールでしかできないコミュニケーションもたくさんありますが、何しろコストが1/100~1/1000で済むため、メールの活用の可能性は非常に広いものになります。
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また、(4)の「マスメディアでは難しい効果検証が可能である」というのも非常に大きな特長です。
メールの場合は、開封状況(HTMLメールのみ)、クリック状況などを送り手側で捕捉できるので、効果測定を行い、そこから得られた知見を今後の施策に応用することができます。これは、メールコミュニケーションを進化させて行くのに非常に役立ちます。
(5)の「表現力豊かなコンテンツ提供ができる」は、メールの中でも特にHTMLメールの特長です。
HTML形式のメールは、ブロードバンドと常時接続の環境が広がるのと同時に普及してきました。HTMLによる装飾や画像の活用が可能となり、コンテンツの見せ方の幅が広がり、表現力豊かなコンテンツ提供ができるようになりました。
最後に、(6)の「タイミングを意識した施策を実施できる」は、特にモバイルメールの特長です。
PC向けのメールでも配信タイミングは重要ですが、PCメールでは、1日に1回、または数日に1回しかメールをチェックしない人も多くいます。
一方で、モバイルメールでは、多くのユーザーがメールを着信後すぐに読む傾向があり、毎朝その日の気象情報を送ったり、ランチ前を狙ってクーポンを配布したりといった、1日の中でのタイミングを意識した施策が十分な効果を発揮します。
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メールコミュニケーションを成功させるためには、上記のようなメールの特長を活かすことが必須になります。ぜひここで一度原点に立ち戻って、現在行っているメールコミュニケーションを再度見直してみていただければと思います。
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- Posted by 2008年08月07日 14:11 |











